看護師の生理不順対策

多くの看護師はシフト制で働いており、中でも病棟に勤める人は夜勤があるのが一般的です。これにより、コンディションを崩しやすく、中には生理不順になってしまう看護師も少なくありません。

また、夜間働くストレスで、睡眠障害や生活習慣病になる危険もあるのです。研究機関の調査により、夜勤の仕事は月経やホルモン分泌に悪影響がある可能性を示唆しています。

生理周期を整えるための対策方法の代表例が、仮眠を取ることです。夜勤中の仮眠は、通常の睡眠よりも3倍程度の疲労回復効果があると言われています。

日本看護協会も仮眠を推奨しているほどです。協会によると、2時間くらいの仮眠が理想と指摘しています。また、夜勤明けに直射日光を浴びるのも効果的。太陽光を浴びることで概日リズムがリセットされ、やる気物質であるメラトニンという物質が脳内に分泌されるのです。

その他の対策として、朝食の時間を固定してみるのも良いでしょう。朝食を食べることにも、体をリセットする効果があります。お腹が空いていなくても、野菜スープやヨーグルトなどを食べると効果的です。

さらに、お風呂の活用も疲労回復の効果が期待でき、専門的には、温冷交代浴を行うのが良いといわれています。温冷交代浴とは、温かいお湯に浸かった後に、冷水を浴びる手法です。

温冷交代浴を何度か繰り返すことで、自律神経を刺激できます。加えて、新陳代謝を上げる効果もあるため、肩こりなどにも有効なうえに、人によっては美肌効果も期待できる方法です。長く看護師を続けるためには、様々な生理対策を講じることが必要でしょう。