生理のときに意識すること

看護師が生理中に意識することは、経血が白衣につかないようにすることです。そのために必要なのがサニタリーショーツです。

サニタリーショーツとは、生理期間を快適に過ごすために、防水布や通気性などといった機能が備わったショーツです。ですが、サニタリーショーツの選び方によっては、十分な機能が発揮されない可能性もあります。

サニタリーショーツを選ぶときには、フィット感を重視することが大切です。ピッタリとフィットしていないと、動く度にナプキンがズレたり、隙間から経血が伝い漏れたりする可能性があります。

履いたときに、ウエストやヒップの間に隙間ができないものを選ぶようにしましょう。そして、匂い対策も必要です。生理のときには、ホルモンバランスが乱れて、黄体ホルモンが大量に分泌されます。

黄体ホルモンが分泌されたことにより、雑菌が増えて強い匂いを感じるのです。長時間ナプキンを取り替えられなかったり、タンポンを使用したりすると雑菌が増えやすくなり、より匂いを強く感じます。

匂い対策をするには、ナプキンを早めに取り替えればいいと考える人もいるかもしれませんが、それだけでは匂いを防げない可能性があります。

アンダーヘアーに経血がこびりついている場合も匂いの原因となることがあるため、トイレに行ったときには、トイレットペーパーで綺麗に拭き取るようにしましょう。生理中の匂いが気になると、看護の仕事に影響が出ることも考えられるので、早めに対処することが必要です。